イイジュンソク（韓国大統領候補）の家族構成は？両親や生い立ちも調査

韓国最大野党「国民の力」新代表に就任し、韓国の若者から絶大な支持を得る36歳の起業家、李俊錫（イ・ジュンソク）氏。

主要政党党首として韓国憲政史上最年少のイ・ジュンソクは、韓国のみならず世界中の注目を集めています。

そんなイ・ジュンソクがどのような家庭で育ったか気になりますよね。

そこで、今回は「イジュンソク（韓国大統領候補）の家族構成は？両親や生い立ちも調査」と題し、若き政治家の素顔に迫ってみました。

 

この投稿をInstagramで見る

 

이준석(@junseokandylee)がシェアした投稿

イ・ジュンソクの家族

シンガポール最大の新聞 “The Straits Times” によると、イ・ジュンソクは現在独身で彼女もいないようです。

今はまずは政治に集中し、自分の家族を持つのはまだ先と考えているのでしょう。

将来どのような家庭を築くのか興味もありますが、今回はイ・ジュンソクが生まれ育った家族を調査しました。

イ・ジュンソクの両親ときょうだい

イ・ジュンソクには母と父、妹がひとりいます。

イ・ジュンソクは1985年３月31日にソウル城東区にある漢陽（ハニャン）大学病院で産声を上げました。

母はキム・ヒャンジャ、父はイ・スーウォイです。

母は安東（アンドン）女子高校の先生、父は韓国大手の新韓（シンハン）銀行のグローバル営業チーム長でした。

父が務めていた新韓（シンハン）銀行は日本にも支店があるほどの韓国大手銀行。

韓国証券取引所とニューヨーク証券取引所にも株式を上場し、韓国外20ヶ国157店舗の海外ネットワークを有するほどの規模です。

教養があり社会的に活躍した両親に恵まれたイ・ジュンソクは、きっと幼いころから様々な知識や経験に触れる機会も多かったはずです。

イ・ジュンソクの幼いころ

イ・ジュンソクが最初に住んだ家は芦原区の上渓洞 (サンギェドン)の半地下の家でした。

 

この投稿をInstagramで見る

 

이준석(@junseokandylee)がシェアした投稿

その後一家は上渓洞 (サンギェドン)の中流階級が集まる阪神村に移り住み、そこで10年間を過ごします。

カトリックの家庭に生まれたイ・ジュンソクはよくサンギェドン聖堂へ通ったとか。

写真は1994年、イ・ジュンソクが9歳のときです。かわいらしいですね。

 

この投稿をInstagramで見る

 

이준석(@junseokandylee)がシェアした投稿

イ・ジュンソクは父親の海外赴任にともない、シンガポールとインドネシアで1年ずつ過ごした経験もあります。

幼いころの外国での経験が、イ・ジュンソクの発想や感性を豊かにし、その後の留学につながったのかもしれませんね。

イ・ジュンソクの経歴

イ・ジュンソクの経歴をまとめました。

イ・ジュンソクの中学から高校時代

韓国に帰ってきたイ・ジュンソクはソウル特別市陽川区の木洞（モクトン）にあるウォルチョン中学校（Wolchon Middle School）を卒業します。

中学卒業後はソウル科学高校へ進学、在学中は寮に住み、生徒会の副会長を務めました。

ソウル科学高校は韓国でも有数の難関校。

イ・ジュンソクが努力家のエリートだということがわかります。

ソウル科学高校で優秀な成績を修めたイ・ジュンソクは、2003年にハーバード大学から全額の大統領科学奨学金と入学許可書を受け、渡米します。

イ・ジュンソクのハーバード時代

2003年9月、イ・ジュンソクはハーバード大学に入学し、コンピュータサイエンスと経済学を専攻します。

休みになると海外旅行へ出かける友人とは対照的に、イ・ジュンソクはハーバード大学内のコンピュータ修理所で1日3時間、時給8ドルのアルバイトをしていました。

奨学金を受け、アルバイトもしながら勉学に励む苦労人だったことがわかります。

また、「韓国国際学生の会」というサークルで活動したり、ユーザ・アシスタントとしてコンピュータ操作の補助をしたり、と学業以外でも活躍。

学業以外に様々な社会活動にも打ち込んだ、充実した大学時代を送っていたのですね。

イ・ジュンソクのハーバード卒業後から政界入りまで

2007年にハーバード大学を卒業したイ・ジュンソクは韓国に戻り、産業技術者として代替兵役に従事します。
注：韓国では、専門知識や技術を持つエリート人材が、指定の業種に限り、国家産業の育成・発展のための研究・生産・製造に従事する「代替服務」がある。

イ・ジュンソクの代替兵役は、ソフトウェア開発者として、画像閲覧ソフトウェアのスタートアップである「Innotive」（ネクソンの子会社）での仕事でした。

代替兵役中、非営利団体”Edushare”（エデュシェア「学びを共有する人々」）を設立、その代理人となり、子どもたちへの教育普及活動に従事します。

代替兵役を終えたイ・ジュンソクは2011年、国のSME（中小企業）省が支援するベンチャースタートアッププログラムから資金提供を受け、”ClasseStudio”を設立、個別指導ソフトウェアと職場トレーニングアプリケーションを開発します。

ハンナラ党、朴槿恵パク・クネ非常対策委員会の委員に抜擢されたのは同年2011年末のことでした。

イ・ジュンソクの魅力

「李俊錫旋風」とまで言われるほど人気のイ・ジュンソク。

イ・ジュンソクの魅力は、政治家離れした庶民性と、考えを率直に話す態度です。

政治家離れした庶民性

イ・ジュンソクの最大の魅力は、なんといっても政治家離れした庶民性でしょう。

イ・ジュンソクが韓国最大野党「国民の力」新代表に就任した初日は、なんと自転車で初出勤したとか。

ソウル市内の自宅から地下鉄を乗り継ぎ、国会や党本部がある汝矣島（ヨイド）駅に着くと、そこからソウル市運営のレンタル自転車に乗って登場。

黒塗り高級車の後部座席からゆっくり降りる従来の政治家とは対照な庶民的な登場は、たとえパフォーマンスだったとしても、国民が思わず親近感を覚えてしまいますね。

国民に近く国民の気持ちがわかるのは、政治家にとって大切なことです。

考えを率直に話す態度

発言が簡潔で明瞭であることも、イ・ジュンソクの人気の秘密です。

相手の主張の間違いを理路整然と指摘する姿に多くの若者が惹かれるといいます。

儒教の思想から、韓国の政治家は先輩政治家に配慮し発言を控える傾向にあるとか。

しかしイ・ジュンソクは相手が年上でも言いたいことははっきり言います。

もちろん先輩議員に会えば深々と頭を下げ挨拶するイ・ジュンソク。

礼儀をわきまえたうえで、政治では歯に衣を着せないイ・ジュンソクの態度が、自分では言えないことを代弁してくれた、と多くの若者から好感を持たれています。

様々な意見に触れ、自由に考え、自分の意見をはっきり述べる、ハーバード留学時代の経験が生きていますね。

まとめ

今回は「イジュンソク（韓国大統領候補）の家族構成は？両親や生い立ちも調査」と題し、今話題の若き韓国大統領候補の素顔に迫りました。

さわやかな印象だけを党に利用されないよう、経験を積んで実力のある政治家に育ってほしいですね。

【参考文献】
・中央日報「The JuungAng」2021/6/11
https://www.joongang.co.kr/article/24079984#home
・金明中「韓国最大野党「国民の力」に36歳の若大将が選ばれた背景は？」Newsweek 2021/6/22
https://www.newsweekjapan.jp/kim_m/2021/06/36_2.php
・玉置直司「韓国、野党『36歳党首』誕生の破壊力は？」BPress 2021/6/18
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/65720
・韓国旅行コネスト「徴兵制～韓国の軍隊制度」2020/1/25
https://www.konest.com/contents/korean_life_detail.html?id=557
・Chang May Choon ”South Korea’s youngest elected political party chief a Harvard grad who speaks his mind” The Straits Times 2021/6/11
https://www.straitstimes
.com/asia/east-asia/lee-jun-seok-brainy-harvard-debater-who-speaks-his-mind
・Linked in 2021/9/7
https://archive.is/20121130010013/http://kr.linkedin.com/pub/junseok-lee/34/96b/336
・Naver 2020/3/30
https://people.search.naver.com/search.naver?where=nexearch&query=%EC%9D%B4%EC%A4%80%EC%84%9D&sm=tab_etc&ie=utf8&key=PeopleService&os=265144