こんにちは!
野鳥大好き!バードウォッチング大好き!のツグミです。
初心者でバードウォッチングを始めてしばらくすると、いつもと違う野鳥を見てみたくなります。
今回は、都心からも遠くない、関東近郊バードウォッチングにオススメの「井頭公園」をご紹介します。
関東近郊バードウォッチングにオススメ「井頭公園」の魅力とは?
井頭公園は「日本の都市公園100選」にも選ばれている、栃木県真岡市にある都市公園で、大型プール、野球場、テニスコートなどの運動広場のほか、アスレチック、サイクリングロード、バーベキュー場、釣り池などがあります。
園内は雑木林や大きな池もあり、様々な種類の野鳥が集まってくるのでバードウォッチングには最適!
園内は定期的に整備されているので危険な場所がなく、初心者バードウォッチャーでも安心してバードウォッチングを楽しめますよ。
注:東京都の「井の頭恩賜公園」とは別の公園です。
井頭公園でのバードウォッチングの楽しみ方
井頭公園の広い敷地内には、落葉広葉樹林、アカマツ区、ブナ・ミズナラ区などの林のほか、湿地植物園、水生植物園などの水生植物区、ラグーン池、ボート池などの水場もあります。
園内の変化に富む自然がいろいろな種類の野鳥を惹きつけるので、園内を歩くだけで多くの種類の野鳥に会えるんです。
一か所で多くの種類の野鳥を観察できるので、初心者バードウォッチャーにぴったりですね!
園内を自由に散策しながらバードウォッチングを楽しむもよし。
「鳥見亭」で水辺の野鳥を観察するもよし。
「花ちょう遊館」でエキゾチックな鳥に会うもよし。
いつ行っても「楽しかった!また来たい!」と思わせる、魅力いっぱいの公園ですよ。
井頭公園で見られる野鳥
関東近郊の井頭公園では多くの野鳥に会うことができます。
日本野鳥の会が井頭公園で行った観察会の記録と、鳥見亭の野鳥観察室の情報をもとにすると、今までに60種類近くもの野鳥が観察されました。
アオゲラ | カワセミ | ハクセキレイ |
アオサギ | カワラヒワ | ハシブトガラス |
アオジ | キクイタダキ | バン |
アカゲラ | キジバト | ヒガラ |
アカハラ | キセキレイ | ヒドリガモ |
アトリ | ゴイサギ | ヒヨドリ |
アマツバメ | コガモ | ビンズイ |
ウグイス | コゲラ | ベニマシコ |
エナガ | シジュウカラ | ホオジロ |
オオタカ | シメ | ホシハジロ |
オオバン | ジョウビタキ | マガモ |
オオルリ | シロハラ | マヒワ |
オカヨシガモ | スズメ | ミコアイサ |
オシドリ | セグロセキレイ | ミヤマホオジロ |
オナガガモ | ダイサギ | ムクドリ |
カイツブリ | ツグミ | メジロ |
カケス | トビ | モズ |
カシラダカ | トモエガモ | ヤマガラ |
カルガモ | トラツグミ | |
カワウ | ノスリ |
いつ行っても必ず野鳥に会える井頭公園
井頭公園はハズレのないバードウォッチングサイトで、いつどんな季節に行っても必ず野鳥に会えるんですよ。
初心者バードウォッチャーなら、ひとりで観察するより、日本野鳥の会開催の探鳥会に参加するのがオススメ。
参加者数十人分の目で野鳥を探すので、ひとりで観察するよりはるかに多くの野鳥を見つけることができるんです。
ツグミも井頭公園の観察会へは何度も参加していて、毎回50種類近くもの野鳥が見つかるので、いつも大満足。とっても楽しいですよ♪
ビギナー向けバードウォッチングでは、双眼鏡の無料貸し出しがあり、使い方も丁寧に教えてもらえるので初心者にオススメです。
ツグミもビギナー向けバードウォッチングのおかげで、初心者1年目は自分の双眼鏡なしでも野鳥観察を楽しむことができました!
ビギナー探鳥会 – 日本野鳥の会栃木県支部 (jimdofree.com)
水辺のバードウォッチングや野鳥学習ができる「鳥見亭」
園内のボート池南側にある施設「鳥見亭」の2階が野鳥観察室で、冬場の11月から3月まで限定で営業しています。
カモの多くは冬だけに見られる渡り鳥なので、冬こそカモに会うチャンス!
でも、冬のバードウォッチングはとにかく寒くて、なかなか観察に集中できません。
「鳥見亭」野鳥観察室なら、暖かい室内で窓のすぐ外の池にいるカモなどの水辺の野鳥を中心に、ゆっくり、じっくり観察できるので大助かりなんですよ。
鳥見亭の野鳥観察室では何ができるの?
「鳥見亭」野鳥観察室では、ボート池に集まる水辺の野鳥観察と、本や教材で楽しい野鳥学習ができます。
1.フィールドスコープでの野鳥観察
2.野鳥に関する読書
3.キッズコーナーで遊びながらの野鳥学習
園内のどこでどんな野鳥がみられるかも掲示されているので、お目当ての野鳥が見つかりやすく便利ですよ。
ツグミはまずここで野鳥出没チェックをしてからバードウォッチングへ出発するようにしています。
井頭公園の水辺の野鳥を観察しよう
野鳥観察室の壁には、水辺の野鳥の特徴と見分け方がわかりやすく掲示されています。
掲示を見ながら、池へ向けて設置されたフィールドスコープで野鳥をじっくり観察できます。
野鳥に詳しい観察指導員が常駐されているので、何でも答えてくださいますよ。
バードウォッチングで観察した野鳥をもっと知ろう
野鳥観察室には野鳥の本やパズルが置いてあり、子どもを中心に、遊びながら楽しく野鳥を学ぶことができます。
ツグミも子どもたちに混ざって遊んじゃいます(笑)。
ツグミのお気に入りは「カモの重さ比べ」。
実物大のカモの木彫りが実物の重さに調整されていて、本物のカモの大きさと重さが体感できるんです。
大きなカモが意外に軽かったりして、あてっこ遊びをすると、とっても楽しいですよ♪
カモの塗り絵も人気。塗り絵をしていると、ここまでこの色なんだ、ここはこんな形をしているんだ、とカモの体のつくりがとってもよくわかるんです。
実際の野鳥の巣も展示してあり、素材がわかっておもしろいですよ。
関東近郊でエキゾチックなバードウォッチングができる「花ちょう遊館」
園内のバードウォッチングを楽しんだら、ぜひ「花ちょう遊館」へも行ってみましょう。
一足踏み込めばそこは楽園。
エキゾチックな鳥たちがあなたを待っていますよ!
花ちょう遊館とは?
「花ちょう遊館」は、高山や熱帯・亜熱帯の植物・蝶・爬虫類の展示館です。
館内は高山植物館と熱帯生態館にわかれていて、熱帯生態館はさらにトロピカルバードゾーン、チョウゾーン、サバンナゾーンにわかれています。
オススメはトロピカルバードゾーン。
見たこともない木や草花を間近に見ることができ、運がよければ2羽の「オニオオハシ」に会えますよ!
トロピカルバードゾーンで会える鳥たち
トロピカルバードゾーンで会えるのは、中南米に住む「オニオオハシ」と、アフリカ東部に生息する「キンムネチョウビテリムク」です。
どちらも警戒心が強く、人がいると近くに降りてきてくれません。
そこで、食事の時間を狙って行くのがオススメ。
餌が置かれると、警戒しながらもついばみに降りて来てくれますよ。
細かく切った果物が好きで、中でもキウイフルーツを真っ先についばんでいました。
大きなくちばしの先で果物を器用につまみ、上を向いて口の中へ入れていましたよ。
オニオオハシは近くで見ると迫力満点!こんなに近くまで降りてきてくれました!
【番外編】鳥以外の生き物にも会える花ちょう遊館
花ちょう遊館では珍しい蝶やイグアナにも会えます。
ツグミは蝶もイグアナも好きなので大興奮!
蝶は人慣れしているせいか、オオゴマダラはひらひらと優雅にやってきて、頭の上にとまったりします(注:触れるのは禁止です)。
鳥以外の生き物も好きな方はより楽しめますよ。
まとめ
街中とは違うバードウォッチングを楽しめる井頭公園へ行って見たくなりましたね。
木や花、池など変化に富む自然環境のおかげで多くの種類の野鳥が見られる井頭公園は、関東近郊でも有数のバードウォッチングを楽しめる公園です。
ひとりで散歩しながら野鳥を観察し、冬場は鳥見亭の野鳥観察室でカモ類の観察をしながら鳥について学ぶのはとっても楽しいですよ。
あなたが井頭公園を訪れたら、園内のカワセミや花ちょう遊館のオニオオハシにも会いに行ってくださいね。